「表紙用紙」同人誌印刷 用語集
同人誌などの本の表紙に適した紙のことです。
メーカーから「表紙用紙」という名前で販売されているわけではありません。
数ある紙の中から、表紙に適した紙を選んで使っています。
表紙用紙としては板紙という種類の、少し厚めの紙を使います。
厚さでいうと160㎏、180㎏、200㎏、220㎏あたりが使われます。
同人誌印刷で使う場合ほぼ180㎏で、厚い紙が好みの方は220㎏を使ったりします。
同人誌印刷パックはアートポスト180kgを使っています。
同人誌印刷パックなど紙を決めておけば常に在庫がありますし、
紙屋さんから定期的にたくさん買うので少し安くしてもらえます。
板紙は多くの銘柄があります。
アートポスト、スーパーポスト、ホワイトポスト、エルカード、ボンアイボリー・・・
微妙に違いますがベタなど多い絵柄で表面にPPなど貼るとどの紙かわからなくなります。
表紙用紙をどの銘柄にするかは同人誌印刷所によって違います。
仕入れ価格や代理店の都合などで変わります。
フルカラーで印刷するセットの表紙用紙はアートポストを使っていますが、これ以外にも
表紙に特殊紙が使える特殊紙カラー表紙パックがあります。
特殊紙はほんと種類が多くて覚えきれません。
同人誌の印刷も原稿がアナログの頃はよく表紙に特殊紙を使っていました。
手描きですとカラーが難しいというのもありますね。
原稿がデジタルになった現在は白い紙にカラーで印刷するという表紙が多いです。
中綴じの場合、表紙が本文と同じ場合もありますし、それほど厚い紙でないものも使います。
表紙に220㎏とかあまり厚い紙を使うと表紙が折れずに広がってしまう心配もあります。
糊が均一についていなかった場合、背がデコポコしてしまいます。
紙がある程度厚ければ糊のデコボコの影響をうけないので大丈夫です。
また、ブックカバーをつける場合は表紙用紙が厚くないと、
カバーにまけてふにゃっと曲がってしまうので、最低180㎏はあったほうが良いと思います。
ブックカバーをかける場合は表紙が隠れてしまうし、カバーに守られるため、