「ブックカバー」同人誌印刷 用語集
「ブックカバー」とは、同人誌の表紙を保護し、装飾するためのカバーのことを指します。
一般的な書籍のカバーは、厚紙や紙で作られ、書籍の表紙を覆うように装着されます。
ブックカバーは、同人誌を保護するだけでなく、本の外見を装飾し、魅力的に見せる役割も果たします。
ブックカバーは、一般的にハードカバーの書籍に使用されることが多いですが、
ペーパーバックやソフトカバーの書籍にも使用されることがあります。
カバーは、同人誌を傷や汚れから保護し、同時に本の外見を美しく装飾する重要な要素です。
ブックカバーとは、同人誌の表紙のさらに上にかぶせる印刷物のことです。
単に「カバー」とも言いますね。
表紙だけの同人誌より、見た目が豪華になるということもありますが、
同人誌を痛まないようにするという役目もあります。
カバーは糊などで接着していないので、もしカバーが汚れたら交換することもできます。
そのため、同人誌ではないのですが商業出版物などは本の部数よりもカバーを多く印刷することがあります。
本が2000部でカバーが2500部というように。
書店から返本された本の周りを削り、再度カバーをかけなおすことで新品のように綺麗になります。
本を痛まないように守るという意味ではコート紙にPPやマットを貼ったブックカバーが多いですが、
特殊紙などでも問題ないです。
使う紙の厚みは110㎏前後でしょうか。
基本的には表紙より薄い紙を使います。
表紙よりカバーの紙が厚いと表紙が負けてふにゃっとなってしまうので。
折り返しの長さですが、本の横幅よりも短ければカバーにすることは可能です。
だいたい同人誌の横幅の半分くらいの長さですね。
B5サイズの同人誌の場合は折り返しの長さがだいたい7㎝くらい。
あまり長くすると印刷する時の紙がワンランク大きくなったりしてコストアップになります。
ブックカバーは開いた状態で印刷しますので、この折り返し部分に印刷しても
料金は変わりません。
一般の書籍だと折り返し部分に著者のプロフィールなど載せます。
ブックカバーの背幅ですが、表紙より1ミリ大きくしてください。
ブックカバーをかける時には表紙はだいたい1色印刷です。
カバーをかけると見えなくなるので、あまりコストをかけません。
表紙に印刷をしない、ということもできますがオススメしません。
カバーをはずした時に無地の同人誌になってしまうのと、
表紙が無地だと製本の時に天地がわからないのでやりにくいのです。
本をとじた状態だと上下がわからないので、その都度確認してからカバーをかけなければなりません。
表紙に印刷があれば上下がわかるのでやりやすいです。
ブックカバーのさらに上にオビというものをかける場合もあります。
大きさはだいたい同人誌の上下サイズの1/3くらいでしょうか。
もっと大きくもできますがカバーが見えなくなってしまいます。
ブックカバーと帯は付け合わせで印刷もできるので帯を増やしても印刷代がほぼ変わりません。
製本代はアップになります。