「本文用紙」同人誌印刷 用語集
同人誌印刷の本文に使う用紙は一番多いのは上質紙。
特に90kg、110kg
それ以外はコミック紙などです。
一番よくつかわれる上質紙は同人誌印刷以外でもよく使われるため、
各製紙メーカーからいろいろな種類がでています。
会社でコピーなどに使う紙なので、一般的にも他の紙に比べ大量に使われます。
また、それだけ使われるので紙の中でも割安です。
一言で上質紙といってもメーカーにより
キンマリSW、しらおい、Npi上質、紀州上質、OKプリンス上質・・・
などがあり、一枚だけ出されてこれは何?
と聞かれてもわからないくらい同じに見えます。
しかし、印刷するとその紙によって刷りやすさなどが違います。
ベタののり、紙粉の量、紙の出やすさ、、など。
仕入れのしやすさや代理店の得意な紙などいろいろな条件でどの上質紙を使うか決めます。
ですので同人誌印刷所の〇〇社で印刷して、再版を別の〇〇社にたのんだら、
厳密に言うと同じ上質紙でも銘柄が違うかもしれません。
ROSA ROZZAで使う上質紙は同人誌はベタが多いため、紙粉の少ないベタが綺麗に印刷できる銘柄を使っています。
上質紙、コミック紙以外ではアドニスラフなど厚みがあって軽い紙も同人誌では使われます。
ROSA ROZZAで使うことができるコミック紙はこちらの6種類です。
同人誌は一般書籍に比べてページが少ない本が多いので、厚くて軽い紙が好まれるようです。
コミック紙は軽くて厚みがある紙です。
その他同人誌の印刷で本文用紙として使われるのは色上質でしょうか。
紙質は上質紙と同じですが色がついている紙です。
色のバリエーションも豊富で色付きの紙としては比較的安価なほうです。
全ページ同じ色上質ではなくて部分的に色上質にしたり、ページにより何色か使ったり、
そういう同人誌も印刷をしたことがあります。
細かいことですが、同じ色名でもメーカーにより色が違うものがあるので要注意です。
特殊紙は本文に使うには高いのと、裏表がある紙が多いので使いませんね。
使っても口絵か4ページとか。
一般的に使われている本文用紙は結構な種類があります。
紙の分類も「書籍用紙」として本の本文に使うと適している紙になっています。
本屋さんに行って本文に使われている紙を見るとわかります。
一般書籍の場合はページ数が多いため同人誌よりも薄い紙が多いです。
70㎏くらいが主流で、分厚い本になると55㎏を使ったりします。
一般書籍はベタが少なく文字が多いので薄い紙でも使えます。
イラストの同人誌で55㎏を使うと紙が透けてベタなどは裏にうつってしまいます。
本文がカラーの同人誌に使う本文用紙は、上質紙やコミック紙でも使えますが、
カラーを印刷した場合に発色が良いコート紙かマット紙を使います。
そのため同人誌印刷のオールカラーパックの本文用紙はコート紙になっています。
やとうと思ったらどんな紙でも本文に使えますが、厚くて硬い紙だとページがめくりにくくなるため、
同人誌の場合はだいたい70㎏から厚くても135㎏までが多いです。
子供が読む絵本などはまた違った厚紙が使われてますね。
一般的に本文に使われる用紙は以下のような特徴があります。
書籍に使われる本文の用紙は、一般的に「文庫本紙」と呼ばれる薄い紙が使われます。
文庫本紙は、軽量で柔軟性があり、大量生産されるよう設計されています。
これにより、多くの本を経済的に製本することができます。
文庫本紙の特徴は次のとおりです。
〇薄い厚み
文庫本紙は、ページあたりの厚みが薄いため、1冊の本の厚みが薄くなります。
これにより、大量生産および配送が容易になります。
〇柔軟性
文庫本紙は柔らかく、しなやかなので、ページをめくるときや本を開くときに手にやさしいです。
また、柔軟性があるため、製本のプロセスでの加工に適しています。
〇印刷に適した表面
文庫本紙は、書籍の本文印刷に適した表面を持っています。
文字やイラストが鮮明に印刷され、読みやすいページを提供します。
〇経済性
文庫本紙は、大量生産に適しており、経済的な印刷と製本が可能です。
多くの出版社が文庫本紙を採用しています。
文庫本紙は、一般的に文庫本やペーパーバックなどのポピュラーな本の形式で使用されます。
読者が手に取りやすく、手軽に持ち運びやすい特性があります。