「コミック紙」同人誌印刷 用語集
主に同人誌の本文に使われる紙です。
製紙メーカーから「コミック紙」という名前で売られているわけではありません。
同人誌に適した紙を同人誌印刷所がコミック紙という名前で使っている場合が多いです。
また、市販の紙で丁度良いコミック紙がないと、特別に注文して紙を作ってもらうことになります。
同人誌印刷所が数社集まって製紙メーカーに発注します。
紙は作るロットが何トン以上という制限があるため、一社では使いきれないので数社集まって発注します。
特徴は厚みがあって軽いこと。
色のついた紙もあります。
ROSA ROZZAでは6種類の同人誌用コミック紙を取り扱っています。
上質紙に比べて印刷した後のインクの乾きも少し速いです。
ですので特急印刷の場合は本文は上質紙よりも、コミック紙のほうがやりやすい場合があります。
一般的にコミック紙を説明すると以下のようになります。
同人誌で使用されるコミック紙は、一般的にコミックブックやマンガなどの漫画作品に適した特性を持っています。
以下に、コミック紙の一般的な特徴をいくつか挙げます。
〇薄くて柔軟性がある
コミック紙は、比較的薄くて柔軟性があります。
これにより、ページをめくりやすく、読者にとって使いやすいコミックブックや同人誌を作成することができます。
〇白色で均一な表面
コミック紙は、一般的に白色で均一な表面を持っています。
この白色の表面は、同人誌の文字やイラストを鮮明に表示し、読みやすさを向上させます。
〇インクの受け付け性
コミック紙は、インクの受け付け性が高く、インクが滲みやすい傾向があります。
これにより、鮮やかな色彩や鮮明な線を実現し、マンガやイラストの表現力を高めることができます。
〇耐久性と扱いやすさ
コミック紙は、耐久性があり、多くの読者が手に取りやすく、多くの手によって頻繁に扱われることが想定されています。
そのため、本文ページの破れや変形が少ない構造になっています。
〇コスト効率
コミック紙は、大量生産や配布が想定されるため、コスト効率が重視されています。
生産コストを抑えながら、高品質の同人誌を提供することが求められます。
これらの特徴により、コミック紙は同人誌やコミックブックなどの漫画作品に最適な素材となっています。
同人誌制作においても、コミック紙は人気があり、多くの同人作家さんが使用しています。