「トレペ」同人誌印刷 用語集
トレペとはトレーシングペーパーの略です。
同人誌印刷で使う時はよくトレペと呼ばれるのでそれをタイトルにしました。
半透明の紙です。
表紙にも使ったことはあります。
遊び紙に使用する時は印刷しないでそのまま使ったり、印刷したり。
印刷した場合は裏からも透けて見えます。
裏に透けてしまうので。
でも技術的には使えます。
この紙は湿度によって反りやすいので、表紙にはオススメできません。
場合によって表紙だけ反ってしまうからです。
ブックカバーに使う時はなにかしら印刷してPPかマットを貼って使います。
やぶれやすい紙なので表面に貼ります。
紙の端で指を切りやすいので、そのままよりもPPかマットを貼ったほうが安全です。
通常の紙に比べて印刷はしにくいです。
紙をむき出しのまま置いておくとすぐに反ってしまうのです。
ですから、紙を包んでいる包装紙をあけたらすぐに印刷しなければなりません。
紙が反った場合、普通の紙ですと反りを直すために逆に紙を折ったりするのですが、
トレペの場合は折ると筋がついてしまうのでそれができません。
またインクの乾きも遅いです。
あと、重い。
紙の特性上あまり大きな印刷機では印刷できません。
最大でだいたいA2くらいの大きさまでです。
同人誌の印刷以外で使われるのは何かの図をトレースしたり、
あとはカメラで撮影する現場でも使われるそうです。