「UV印刷」同人誌印刷 用語集
UV印刷とは紫外線をあてることによって一瞬で乾燥するインクを使った印刷方法。
UVはUltra Violrtの略です。
同人誌では表紙に使われます。
UV印刷は上の写真のようにツヤが出ますので、表紙にマットを貼った上にUV印刷します。
するとマットとツヤの差がでますので効果がよりよく見えます。
一般的なオフセット印刷は印刷したあと、自然乾燥でインクを乾かします。
そのため印刷した後はすぐに製本や断裁などの加工ができません。
乾くのを待つ時間があります。
しかし、UV印刷の場合は印刷機から出てきた時にはすでに乾いていますので、
すぐに製本や断裁などの加工ができます。
UV印刷は紫外線硬化型インクを使います。
印刷して出てきたところに蛍光灯のような紫外線をあてる機械がついた印刷機を使います。
メリットをまとめてみます。
〇すぐに乾く
上に書いたとおり印刷機を出てきた時にはすでに乾いているので時間がない印刷物などによいですね。
〇紙以外にも印刷できる
同人誌印刷ではあまりやりませんが金属やガラスなどにも印刷できます。
〇厚盛りや発泡などの特殊な印刷ができる
インクを厚く盛ってもすぐに乾くので特殊な印刷ができます。
立体感のある印刷になります。
〇耐久性が高い
乾いた後のインクが硬いので、こすれなどに強いです。
パッケージなどによく使われます。
ROSA ROZZAでもこのUV印刷をお受けしています。
UV印刷をしたお客様の声も載せてますので読んでいただけたらと思います。
またUV印刷を使った厚盛やラメ加工などできます。
デメリットはというと
〇高い
特殊な印刷なのでコストがかかります。
インク代や電気代などオフセット印刷に比べてかなりかかります。
〇割れることがある
UVインクはすぐに乾くのと、乾いた後に硬くなります。
なので同人誌の表紙に使う場合、背や同人誌の端にUV印刷をすると割れることがあります。
通常のオフセット印刷で使うインクは紙の中に浸透してしまうので硬くなることはありません。
でも以前印刷した同人誌では、同人誌の端までUV印刷しましたが、その時は割れなかったです。
UV印刷は通常のオフセット印刷ではできない特殊な加工ができますので、
同人誌を豪華に見せたいときにいかがでしょうか。
一般的なUV印刷の説明は以下のようになります。
UV印刷は、紫外線硬化インキを使用して印刷物を作成する印刷技術の一つです。
UV印刷では、紫外線光源を使用してインキを硬化させるため、インキが即座に固化し、
印刷物の表面に強固な塗膜を形成します。この方法により、高品質な印刷物が製作されます。
UV印刷の主な特徴は次のとおりです。
〇即時硬化
紫外線硬化インキは、紫外線光源にさらすことで瞬時に硬化します。
このため、乾燥時間が不要であり、印刷物が即座に使用できるようになります。
〇高品質な仕上がり
UV印刷は、鮮やかで鮮明な色彩やディテールを実現します。
インキが素材の表面に均一に硬化するため、色あせや摩耗が少なく、高品質な仕上がりが得られます。
〇多様な素材への適用
UV印刷は、紙、プラスチック、金属、ガラスなど、さまざまな素材に対応できます。
また、凸版印刷や凹版印刷といった他の印刷技術とも組み合わせて使用することができます。
〇環境にやさしい
UV印刷は、水性インキや溶剤インキと比較して、環境にやさしいとされています。
UV硬化プロセスにより、有害な揮発性有機化合物(VOC)の放出が軽減され、環境負荷が低減されます。
UV印刷は、広告、包装、ラベル、ポスター、同人誌など、さまざまな用途で広く使用されています。
高品質な印刷物を求める場合や、特殊な素材に印刷する場合には、UV印刷が有用な選択肢となります。