「再生紙」同人誌印刷 用語集
同人誌印刷では全くといっていいほど使いませんが、一般的には使われるのでご紹介します。
いわゆる一度使った紙を再利用している紙です。
再利用の割合が100%のものもありますが、そうでないものもあります。
80%とか。
色は通常の上質紙よりも、ほぼわからないものもありますが少し色がついています。
印刷は通常の上質紙のように特に気にすることなく印刷できます。
一般的に説明すると以下のようになります。
再生紙は、リサイクルされた古紙や廃紙から作られる紙のことを指します。
再生紙の特徴は以下の通りです。
〇リサイクル素材
再生紙は、廃紙やリサイクルされた古紙を主原料として使用しています。
このため、木材を新たに伐採する必要がなく、森林資源の保護に貢献します。
〇環境への貢献
再生紙の生産には、原材料の調達から製造までのエネルギー消費や環境負荷が低減されます。
また、廃棄物の削減にも貢献し、地球環境への影響が少ないです。
〇品質と使用感
近年の技術の進歩により、再生紙の品質は向上し、白色度や質感が改善されています。
多くの再生紙は、一般的な白色紙と同様の印刷品質や書き心地を提供します。
〇再生紙の種類
再生紙にはさまざまな種類があり、リサイクルされた材料の割合や用途によって異なります。
一部の再生紙は、100%リサイクルされた材料から作られている場合もあります。
〇経済的価値
再生紙の使用は、資源の有効活用と環境保護に貢献するだけでなく、経済的にも価値があります。
原材料の調達コストが低いため、一般的に再生紙は価格が比較的安価です。
再生紙は、環境への配慮と品質の両方を重視する多くの企業や消費者に支持されています。
そのため、書籍や雑誌、パンフレット、同人誌などの印刷物にも広く使用されています。
再生紙の目的はやはり環境に配慮しているということですね。
再生紙を使った印刷物にはリサイクルマークを入れることができます。
ちなみに再生紙の製造プロセスには、以下の工程になります。
〇収集と選別
使用済みの紙製品が回収され、異物や汚れを取り除くために選別されます。
一部の再生紙では、特定の品質の紙のみが使用されます。
印刷の現場では黒っぽい紙、表面にPPが貼られた紙などをわけています。
再生がしやすいようにです。
〇パルプ化
回収された紙は、水や化学物質などを使ってパルプ化されます。
この過程では、紙を細かく破砕し、水に浸してパルプ状にします。
〇漂白と再生
パルプは漂白処理され、不純物やインクが取り除かれます。
その後、パルプは紙として再生されるためのプロセスに入ります。
〇紙の生成
パルプは紙を生成するための機械に送られます。
ここで、パルプは紙のシートに成形され、乾燥されます。