「正方形・変形本」同人誌印刷 用語集
B5やA5といった規格サイズではない正方形や変形の同人誌。
正方形や変形の同人誌を作る時は、その大きさで原稿を作ってください。
印刷や製本はどうするかというと、変形では印刷しにくいので
規格サイズで印刷、製本した後に仕上がりの大きさに切ることが多いです。
例えば182×182mmの正方形の本を作る時は一旦B5サイズのつもりで印刷して製本します。
このままですと182×257mmになっているので、長いほうを182mmに切ります。
この切った部分をメモ帳にする、という同人誌も作れます。
正方形や変形の本というのは、やろうと思えばどんなサイズの同人誌でも作れます。
規格サイズで印刷、製本して最後に仕上がりの大きさに切ればよいので。
紙や本を切るのは下の写真の「断裁機」という機械で切ります。
断裁機は数字を入力するとその大きさに切れるので、どんな中途半端な大きさでも同人誌は作れます。
ただし、同人誌の角が直角でないといけません。
正方形や長方形など。
台形やひし形はできないこともないのですが、形が安定しません。
どうしても台形やひし形の同人誌を作りたい時はその形の型を作って抜いて作ることになります。
ただし、最後に切り捨てる方法ですと紙に無駄がでてしまうので
大量に作る場合は最初からその大きさのサイズで印刷、製本することもあります。
B5サイズの同人誌ですと16p単位で印刷して、それを折って製本しますが、
以前やったのは210×210mm(A4サイズの変形)の同人誌で、12p単位で印刷して
折って製本しました。
この方法ですとA4サイズの本を一度作って切り捨てるよりも紙の無駄がでません。
基本的には正方形でも変形でも同人誌を作ることができるので、
そのような本を作りたい時には是非ご相談ください。
また、製本した後に型を作って抜けばいろいろな形の同人誌が作れます。
ひょうたん型、動物の形、食べ物の形など。
ただし背の糊が必要なので直線がどこかにあれば大丈夫です。
一般的な変形の本については以下のようです。
変形の本、または特殊な形状を持つ本を印刷・製本する場合、
通常の印刷や製本プロセスとは異なる手法が必要となります。
以下に、変形の本を印刷・製本する一般的な手法のいくつかを紹介します:
〇カスタム製本
変形の本を製本する際には、特殊な製本技術が必要となります。
特定の形状やサイズに合わせてカスタム製本を行うことがあります。
この場合、特殊な型を使用して本のページを折り畳み、製本することが一般的です。
〇ダイカット製本
変形の本を製本する際には、ページやカバーにダイカットと呼ばれる特殊な切り込みを施すことがあります。
これにより、本の形状が変形したり、特定の形状を持つことが可能になります。
ダイカット製本は、製本工程において特殊な装置や技術が必要です。
〇特殊な印刷技術の利用
特殊な形状や素材を持つ本を印刷する場合、特殊な印刷技術を利用することがあります。
たとえば、立体的な立体ブックやポップアップブックを印刷する場合、
特殊な印刷技術や素材が使用されることがあります。
〇手作業での加工
特に複雑な形状やデザインの本の場合、手作業での加工が必要となることがあります。
これには、ページの手作業での折り込みや組み立て、カバーの手作業での形成などが含まれます。
変形の本を印刷・製本する際には、通常の印刷や製本プロセスよりも時間と手間がかかることがあります。
また、高度な技術や専門知識が必要となるため、特殊な製本工場や印刷会社で製作されることが一般的です。