「納期」同人誌印刷 用語集
納期とは同人誌をその日までに欲しいという決められた日のことです。
同人誌が手元に欲しい日です。
例えば5月4日の同人誌即売会イベントで同人誌を売りたい、となった時は納期は5月4日になります。
同人誌即売会の場合は当日のお昼前から始まるのでそれまでに同人誌をスペースにお届けします。
いつスペースにお届けするかはそのイベント主催者や規模によって違い、
印刷所としては前日の夜に搬入するか、当日の朝に搬入するかのパターンがあります。
また、宅急便で送ることもあります。
これはイベント主催者によって違い、指定の日があります。
コミックマーケットやスーパーコミックシティなど大きなイベントは、
だいたいイベント前日にサークルスペースに搬入します。
同人誌即売会への搬入は納期という言葉以外に「〇〇合わせ」などと言われます。
〇〇はイベント名です。
この場合は〇〇というイベントに使用するので、それに間に合うように搬入します。
またはイベント主催者から指定された日までに会場に宅急便で送ります。
同人誌即売会などのイベント以外での納期は注意が必要なことがあります。
同人誌のイベントならネットにも情報が出ているし、その日に使うのだとわかるのですが、
それ以外は納期までに届いていればよいのか、またはその前日までに欲しいのか。
同人誌印刷以外ではよくあるパターンの納期の注意点です。
例えば納期が5月5日となっていた場合、その日中に届けばよいのか
またはその日の朝から使うのか。
印刷物を朝から使う場合、5月5日着で宅急便で送ると間に合いません。
この場合の納期は5月4日になります。
演奏会やコンサート、セミナーなど催しものの場合はよくあります。
印刷の依頼者さんが5月5日に使うものだから納期を5月5日にしてしまった。
しかし、その日朝から必要、など。
このよううな食い違いがないように、納期が決まったら確認するようにしています。
印刷所にとって納期は大事な日になります。
たとえば同人誌即売会に使うものでしたら、その日に本がなかったら大問題になります。
同人誌以外でも、その日に印刷物がなかったら大変なことになることがあります。
社内や現場でどんなトラブルがあっても、
なにかしらの方法で納期に間に合わせるというのが印刷所の宿命になっています。
また同人誌の場合は「間に合わせ」というのもあります。
例えば印刷の依頼が1000冊で同人誌即売会イベントで使うのがそのうちの200冊。
ご入稿が遅く、製本の時間があまりないときは1000冊全部作ると時間がかかるので、
とりあえずイベントで使う200冊のみ作る。
残りの800冊は後で。
という場合もあります。
印刷は200冊でも1000冊でも手間が一緒なので一度に印刷してしまいます。
印刷まで分けるとコストもかかりますので。
製本を200冊でとめるのが間に合わせというものです。