「多色刷り」同人誌印刷 用語集
同人誌印刷で多色刷りとは2色以上の色で印刷すること。
1色で印刷した印刷物は単色印刷。単色刷りとも言います。
それに対して2色以上の色を使った印刷物のことを言います。
カラー印刷は4色で印刷していますが、それは通常多色印刷とは言いません。
厳密には多色印刷ですが、だいたいの場合は特色などで刷ることを言っています。
同人誌印刷の場合、原稿がデータになる前はよくありました。
特に表紙。
カラーを描くのがかなり手間と技術が必要なため、モノクロの原稿を何枚か描いて、
それをこの原稿は〇〇色、この原稿は〇〇色、などのように色分けして多色刷りをします。
紙も特殊紙を使って。
版画のような感じですね。
1色づつ塗り重ねていく感じ。
多色刷りの色数に上限はありません。
といっても何十色は使うことはありませんね。
だいたい2~4色くらい。
今はわかりませんが地図が多色印刷だと聞いたことがあります。
地図は線が細いので4色分解での印刷では線がはっきりと出ないからでしょう。
8色くらいの多色印刷だったと思います。
ROSA ROZZAでも多色刷りをした表紙を使う同人誌も印刷できます。
特殊紙に多色刷りなどは、またカラー印刷と違った風合いになります。