同人誌印刷 用語集「印刷用語 ち」
【 地 】
本の中身を仕上げた寸法に断裁した際、本の三方の切り口のうち、下部の部分。
上を天、綴じ側と反対の切り口を小口というが、天・地・小口を総称して小口という場合もある。
【 チェーンデリバリ 】
枚葉印刷機の排紙装置の一つ。
最終ユニットを出た枚葉紙は、横一列にくわえ爪を取り付けた棒でくわえられ、チェーンで印刷機の紙積み台まで運ばれる。
【 千鳥掛け 】
全部片面だけが印刷されて裏白となるような版面の掛け方。
配列は本掛けと同じ。印刷されない白のページの部分に空版を置く。
【 着肉ローラー 】
印刷機の版にインキを与えるローラー。
インキはインキ壺より、呼び出しローラー、練りローラーを経て練りならされたのち、着肉ローラーより版面に供給される。
【 中間胴 】
ユニット型枚葉多色オフセット印刷機において、前の印刷ユニットの圧胴から渡し爪を介して印刷紙を受け取り、次の印刷ユニットの圧胴に渡すための胴。
【 中質紙 】
化学パルプが70%以上で、残りは、砕木パルプである印刷用紙。
【 チューブ印刷 】
金属チューブ、プラスチックチューブ、ラミネートチューブへの印刷の総称。
【 丁合い 】
折丁をページ順にそろえ、1冊分ずつまとめる作業。
手作業で行うのが手丁合い、丁合い機で行うのを機械丁合いという。
【 丁合い機 】
自動的に丁合いを行う製本機械。
【 超光沢ワニス 】
オフセットインキに使われる原料ワニス、通常のワニスよりも光沢のよいワニスをいう。
【 調湿紙 】
紙の水分含有量をあらかじめ定めた湿度に調和させた紙。
この処理を調湿といい、印刷機上の寸法安定性をよくする目的で行う。
【 チョーキング 】
印刷後、インキ中のビヒクル成分が紙に吸収され顔料分だけが紙表面に残るため、指でこすると容易にとれてしまう現象。
【 チルロール 】
高温で乾燥されたオフセット輪転印刷インキの冷却やポリエチレン押出しラミネート直後の冷却に使用されるロール。