同人誌印刷 用語集「印刷用語 す」
【 水性インキ 】
水溶性樹脂またはアミンやアルカリで水溶液とした樹脂を水やアルコールに溶解させたワニスを用いるインキ。
印刷物の臭気が少ないので食品包装用インキとして、グラビア印刷、フレキソ印刷で使われることがおおい。
【 スカッフィング 】
印刷物の後加工の工程または輸送上などにおいて、摩擦によってインキがこすり取られること。
【 すき込み 】
紙の厚さの変化により、紙を透かしたさいに現れる模様、またはそのように加工すること。
【 スキニング 】
酸化重合型オフセットインキに一般的に見られる現象で、インキ表面に乾燥膜ができること。
印刷機の長時間停止時や保管時間によって発生する。
【 スクリーン印刷 】
孔版印刷の一種。枠に紗を張り、画線部以外の部分の目を樹脂などでつぶしたスクリーン版を用いて、版の紗面からスクィージの擢動によってインキを押し出し印刷する方法。
【 スクリーン印刷機 】
スクリーン印刷を行う印刷機。
平面用と曲面用があり、平面用では紙、プラスチック、プリント配線基板などの印刷が行われ、曲面用はびん、コップなどに印刷される。
【 スクリーン角度 】
網撮りまたはスキャナーによる直網分解のさい、スクリーン線もしくは出力網点が垂線となす角度。
【 スクリーン線数 】
スクリーンの単位長当たりの線や点の数。
これにより製版用スクリーンの目の精粗を示す。
【 スクリーントーン 】
透明なフィルムに網点・万線などの模様を印刷し、裏に接着剤が塗布されたもの。
【 スケルトンブラック 】
多色印刷用に用いられる墨版の一種。
ハイライトから中間調にかけてほとんど調子がなく、中間調からシャドー部にかけて強いコントラスト階調をもつ。
【 筋押し 】
厚手の切りつけ表紙を開きやすくするため、折り曲げ部分に筋を入れる作業。
【 スタッカー 】
輪転印刷機の折機などから排出される折丁の員数、揃え、積重ねを自動で行う装置。
【 スタック型印刷機 】
独立した圧胴を備えた印刷ユニットを積み上げるように配置したフレキソ印刷機。
ごく標準的な形式で紙の印刷に用いられる。
【 ステンシル印刷 】
シルクスクリーン印刷、セリグラフとともに、孔版印刷の一種。
【 スナップアウト帳票 】
封筒の周囲を切り取らずに中紙を簡単に取ることができる帳票。
【 すの子 】
印刷直後のまだ乾燥していない印刷物を、少量ずつ取り分けておくための板、または箱。
【 スノーフレーク 】
オフセット印刷物のベタ部が滑らかにインキの転移しない雪片状の模様の出る状態。
【 スペクタカラー 】
あらかじめグラビア輪転機などでカラー印刷された巻取り紙に、あとからニュース性のある記事を見当を正しく合わせて印刷する新聞印刷の方法。
【 スペックル 】
グラビア印刷において、グラビア版セルよりインキが転移せず、印刷物に白い斑点を生じるトラブル現象。
【 スポットカラー 】
新聞印刷において、大きな見出しや広告のために部分的に単色カラー印刷を行うこと。
【 刷足し 】
印刷を終了した印刷物に色不良や員数不足をした場合などに、これを補足するために印刷すること。
【 スリッター 】
巻取り紙輪転機や紙加工機などにおいて、紙を流れの方向に切る装置。
【 刷本 】
製本では、中身になる印刷物で、折りたたむ前の状態のもの。印刷においては、刷り上った印刷物の総称。
【 刷目打ち 】
印刷機を用いて刷本に切り取り用の線状の小さな穴をあけること。
凸版印刷では、版面に穴あけ用の線を組み付けて印刷と同時に穴あけをする。