同人誌印刷 用語集「印刷用語 み」
【 見返し 】
本の中身と表紙とをつなぐために、表紙の内側に貼る紙。
【 水切り 】
オフセット印刷機の湿し水装置で、版面全体に均一に水をつけるために、水元ローラーの表面をなでて湿し水を調節する器具。
【 ミスチング 】
印刷機の回転中に機上からインキが噴霧状になって飛散する現象。
とくに高速輪転印刷機に多く発生する。
【 水なしオフセット 】
一般のオフセット印刷は、水と油の反発作用を利用した印刷方式、この「水なし」方式はシリコンなどのインキ反発性物質を刷版上の非画線部に形成することにより、画線部だけにインキが付着し印刷ができる。
【 水幅 】
オフセット印刷ではインキと湿し水が混和されて版面に供給され、画線部にインキが付着し印刷が成立する。
この場合、絵柄面積によって供給される水の量が異なるため、条件によってはインキと水の混合比が必ずしも一定ではない。
したがってインキとしてはある程度水を絞っても地汚れが生じないこと、多くても乳化して水負けするようなことのないインキが求められる。
すなわち、インキと水が接触して印刷適性を保持する上限から下限までの湿し水の混合幅をいう。
【 水負け 】
印刷インキが湿し水によって過度の乳化状態となり印刷適性を失う現象。
【 見開き 】
書籍などで、収容すべき罫表または、図版が大きすぎるか、または割付の指定により、1ページに収まらない場合には、分割して向かい合った2ページにまたがって入れる。
このような印刷物またはその版面を見開きという。
【 ミーレ印刷機 】
代表的な2回転印刷機。
圧胴が版盤の帰り工程にも回転し続け、版盤の1往復に圧胴が2回転する円圧印刷機。