和紙といえばこの紙「しこくてんれい」
同人誌の印刷ではあまりありませんが、
「和紙のような紙を使いたい」
というリクエストをたまにいただきます。
その時にオススメするのがこの紙、しこくてんれい。
見た目が和紙のようで厚さも薄いのから厚いものまであります。
メーカーによると
「和紙の大礼紙を洋紙にアレンジしたファンシーペーパー」
やはり和紙のようにした紙です。
バージョンは60㎏、77.5㎏、90kgが3色、110kg、135㎏、180㎏が2色。
色も白っぽいので印刷は問題ありません。
同人誌の印刷にはあまり使った記憶がありません。
何度かあったかな。
180kgもあるので表紙にも使うことができます。
この紙は和紙のようでオフセット印刷に使える紙ですが、
本当の和紙はオフセット印刷には使えません。
理由は大きく分けて2つあります。
1.空気を通してしまう。
オフセット印刷の機械は紙を上から吸盤で吸って持ち上げて1枚づつ機械に入っていきます。
紙が空気を通してしまうと吸盤で吸った時に吸えないし、下の紙まで一緒に持ち上げてしまいます。
2.紙の端が綺麗に切れていない。
もしかしたら綺麗に切れている和紙もあるかもしれません。
私のイメージですが、和紙は紙の端がバサバサしている感じです。
また、角も綺麗な直角でないような。
これですとオフセット印刷の機械には入っていかないので印刷できません。
本来の和紙が使えないので、和紙を使いたいというリクエストがきたら
オフセット印刷につかえるこのような紙をオススメしています。
ありがとうございました。
同人誌印刷のROSA ROZZA