紙にはこんなに種類がある
こんにちは。
少しお久しぶりになります。
今日は、紙にはこんな種類があるというお話です。
まずは紙の分類
上質紙、コート紙、マット紙、、、、特殊紙、、
特殊紙の中にも柄や色がいろいろ。
素材も竹でできたものや石でできたものなどもあります。
透明な紙や、熱をかけるとそこだけ透明になるもの。
表面が桃のような肌触りのものまであります。
また、伝票に使う感厚紙。
ここだけでももうキリがないほどいろいろな種類がありますね。
次に銘柄
例えば上質紙といってもいろいろな製紙メーカーだ作っているので
そのメーカーによって紙の名前が違います。
しらおい、OKプリンス上質、キンマリSW、Npi上質、、、
見た目はほとんど差がないのですが、印刷してみると微妙に違うことがあります。
コート紙でもミューコート、トップコートなどメーカーによっていろいろ。
どの銘柄を使うかは印刷会社によって印刷物の適正と
取引のある代理店さんによってなどだいたい決まったものを使います。
そして厚さ
紙は○○キロで厚さを表すことが多いです。
同人誌の本文によく使われる90kgや110kg
この重さはその紙1000枚の時の重さです。
ですので重くなるほど厚くなります。
特殊な紙などは一種類しか厚さがないものもありますが、
だいたいはいろいろな厚さがあります。
次にサイズ
特殊紙などは一種類のサイズしかないものもありますが、
よく使われる上質紙、コート紙には数種類サイズがあります。
A判、菊判、B判、46判、ハトロン判、K判、L判、、、
たとえばA5、A4サイズの同人誌を作るときはA判、菊判を使い
B6、B5サイズの同人誌を作るときはB判、46判の紙を使います。
仕上がりのサイズに合わせて、無駄が出ないようにサイズがあった紙を使います。
このサイズとは別に新聞など大量の印刷物を作るときに適している輪転機などは
トイレットペーパーのようなロールになっています。
最後に目
全ての紙ではありませんが紙には縦目と横目という目があります。
これは紙の材料となっている繊維の流れ目です。
チラシやポスターなど1枚ものならあまり気にすることはありませんが、
同人誌や本の表紙や本文はこの目を意識しないとよくない製品になってしまいます。
たとえばB5サイズの同人誌を作るとします。
この場合本文の紙は46判縦目。
これがB6の同人誌の場合は46判横目になり、目が逆になります。
もし目を間違えて本を作ると、非常に開きにくい本になってしまいます。
いかがでしょうか。紙には
分類×銘柄×厚さ×サイズ×目
があり、とても種類が多いです。
これでも書ききれてない紙もありますので、
全ての種類を入れたらどのくらいになるのだろう。。。
ご参考になれば嬉しいです。