こんな印刷は難しい
難しい、技術が必要な印刷はいくつかあります。
その一つがカラーで何色か重なったベタの中にある細い白抜き。
しかも紙がぼさぼさしたラフな紙。
これは難しい。
普通の本のように紙に黒で文字を刷るのは比較的楽なのですが、その白黒反対。
ようするに周りが黒で文字が白く抜けているもの、これは刷りにくいです。
しかも、ぼさぼさした紙はインクをたっぷりつけないとキレイに真っ黒になりません。
今度はインクをたっぷりつけると、細い線がつぶれてなくなってしまう。
また、印刷の時は紙にすごい圧力がかかるので、
厳密にいうと印刷機に入る前の紙の大きさと、
印刷機から出てきた時の紙の大きさは微妙に大きくなっています。
同人誌の場合、表紙はだいたいしっかりした厚めの紙を使うので
印刷機に通しても紙はほとんど大きくなりませんが、
ぼさぼさしたラフな紙は圧でのびてしまいます。
すると見当が合わなくなる。
本文のカラーなど注意ですね。
黒一色の中の白抜きは大丈夫ですが、
カラーで色が重なった部分に白抜きはなるべく避けたほうが良いです。
説明がうまくないのですが、こういうのが刷りにくいです。
ご参考になれば嬉しいです。