選挙に使う投票用紙の秘密
ちょうど衆議院選挙があるので思い出しました。
選挙に投票に行ったとき、投票用紙に立候補者の名前を書きます。
この投票用紙の秘密です。
投票に行って、紙に書いた方ならわかると思いますが、普通の紙と違いますよね。
書き味がなんかぬるっとしている(私はこの書き味が好きです)紙です。
この紙は「ユポ」といって「合成紙」という分類になります。
合成紙の主原料は通常の紙で使われているパルプではなくて、合成樹脂です。
なぜこの紙が投票用紙に使われているかというと、「折れない」からなのです。
正確に言うと、折っても開いてしまいます。
投票では紙に立候補者を書いて、その紙を二つ折りにして投票箱に入れます。
ユポ紙は折っても開いてしまうので、投票箱の中で真っ直ぐに開きます。
そうすると開票の時に、もう紙が開いているので楽なのです。
他にもユポは破れにくく水にも強いので野外に貼る選挙ポスターや、
手帳の住所録リフィルなどに使われています。
投票に行ったら書き味と、折ってからしばらく観察してみてください。
開いてしまいますので。
ご参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
同人誌印刷のROSA ROZZA